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No.00744

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「いつまでやってるんだろ、おら・・・」

「んだ?これが、ぱられるくりすちゃにあだっちゃ!」

「え?八甲田山支店に転勤…ですか?」

「まだらお!^^」

「スキーしてる?」

 

 

こちらなんか格安ですよ!トイレ付きでこの家賃です・・・何せ、丈夫ですからね~♪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

警官が夜間、繁華街を警邏中に泥酔者を見つけた場合、保護する。
また泥酔者を目撃する通報等に因っても、現場に駆けつけて同様の行動。
泥酔者は尋常の理性を失う可能性があり、暴れだすことがあるためだ。
そして保護された泥酔者は保護室に収容される。いわゆるトラ箱だ。

トラ箱と違って、ブタ箱と呼ばれる設備がある。
こちらは泥酔者を収容する目的ではない。酒に酔って公衆に迷惑を掛ける存在と
一線を画す者が対象になる。被留置者の逃走及び罪証隠滅の防止が目的なのだ。
犯罪者と思しき容疑者が拘留または留置される施設で、これが留置場である。

宮城県登米市にある旧登米警察署庁舎が、警察資料館として公開されている。
一部のかたを除き警察とは実生活において、直接の縁がないことが多いだろう。
私はサラリーマン時代、顧客としての警察官に多数、お世話になった。
また個人的にも関係があり、十指の指紋が大阪府警にデータとして残っているだろう。

そんな話をすると私が犯罪者ではないか、と思われるので面白半分、公言している。
実際は自家用車が盗難に遭遇、捜査協力しただけなんだけど、その自家用車が数年後、
また盗まれた。どちらも暴力団が関与しているように、捜査担当者からは聞いている。
2回目の時は発見現場まで、パトカーに乗せてもらった。記念写真を失念、残念無念。

警察署は内部構造を知ることなど、小説やドラマの表現でしか機会がない。
それが前近代的な過去の施設であっても、その歴史的観点に於いて興味がある。
こうやって資料館として、わずかな拝観料徴収で維持管理していただくのは感謝に値する。
私は許されて、留置場の奥に座してみた。そこは正しく、屈辱の空間なのだ。

人気時代劇に於いて水戸黄門は、頻繁に嫌疑のもと受牢に甘んじる。
必ず助け出される脚本だからいいのだが、現実の留置場から逃走するのは至難であろう。
腕力に自信がないので、試みることは来世に持ち越すことにして瞑想を試みる。
背筋を伸ばし目をつぶり、自分が在らぬ疑いをかけられた容疑者として身を置くのだ。

市場で秋刀魚を3尾、300円で購入。しばらく歩くと別の魚屋にも秋刀魚が店頭に。
こっちは380円で4尾。さっきの方が大きいような小さいような。
へい、らっしゃいと声を掛けた店主、私が買う素振りを見せないものだから後ろを向いた。
奥の鯖を補充しようとしたのである。すると私の右からやってくる影。

電光石火、黒い猫が店先の秋刀魚を咥えて走り去ること鮮やか、拍手物の雑技団。
「お客さん、そんなことをされたら困りますなあ。」
先に帰った友人に2尾、分けたものだから私は1尾だけ袋に持っている。
ちょうど後ろ手に眺めていたのを店主は知らず、手を横に下ろせば疑いの眼差し。

「違う。これは、向こうの店で買ったものだ。」
レシートも友人に渡したものだから、証拠もなく。あの店に聞いてくれ、言い訳虚しく
私はすぐさま連行された。話は署で聞こう。ちょうど凶悪犯罪が発覚、取調べは後回し。
妄想の果て、居眠りを。気付かれず閉館されたら文字通りの監禁状態、あな恐ろしや。

 

 

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あとがき
しかし堅牢設計でしたね。どこかの政党よりしっかりした構造でした。
留置場の片隅、用便に穴が開けられているのみです。
そこにはパソコンもありませんし、冷蔵庫もありません。電子レンジもなければ流し台もないのです。
洗濯機もなければ、ベッドもない。シャワーもなければ湯船さえも。はあはあ・・・

 最後まで、お読みいただきありがとうございました


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5 つのコメントがあります to “宮城さ、ございん 9”

  • 桃源児 より:

    冤罪って、こうして起こるのでしょうね。有り得そうで怖いです。
    文明と隔絶された生活を強いられるような場所、やはり行きたくないです。

  • にまめ より:

    こんにちは。
    お元気でしょうか…。

    もしかして体調崩してるのでしたら、お大事になさってください。 

  • ふしぎ男 より:

    留置場、入りたくないものです。
    悪いことはしないようにします。(^^;)

  • miho より:

    留置場はいりたくないな

  • netowl より:

    トラ箱とブタ箱。どちらも動物に迷惑な名前です。

    そのような留置書で、瞑想にふけり、差し入れの本で知識を学び、体を鍛え……という小説を読みました。
    現実には無理な話なのでしょうね。

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