No.00912
![]()
![]()
![]()
![]()
![]()
← 【人気ブログランキング】応援していただくと嬉しいです^^

7年くらい前になるだろうか。金沢へ旅行した。関西からは、馴染みの深い観光地である。
仕事の出張も含めると、何度か金沢に訪れている。
百万石の前田公が築いた城下町は、当時の潤いを今に伝えて美しい町だ。
金箔細工、陶器、和菓子、海産物。何度でも行きたくなる魅力がそこにある。
駅から近い某有名ホテルを選択する。金沢に行けばまず寿司、と決めていた。
事前にインターネット検索、上位にヒットした店があった。ホテルでお勧めを聞くと、
同じ店を推薦された。近くだし、歩いていく。何事も第一印象が大切だ。
まず、店員に覇気がない。来店客は多いものの、観光客らしき人ばかりである。
何かしら心が静まらないのだが、この時点で引き返すべきだった。
遅い遅い、と不満の声が聞こえた。そして私たちの注文も、かなりの時間を経過して出てくる。
何だ、これは。魚は新鮮さに欠け、酢飯は白米の味しかしない。店を変えようと支払う段に、
味に不似合いな金額を請求されて、持っていけと言わんばかりに突き出した。
表でタクシーを拾う。お勧めの寿司店に連れて行って欲しい、と告げる。
腹が立つからさっきの経験を運転手に話すと、お客さんもですかと返ってきた。
落ち着いた次の店は、派手さこそないが美味い。これが寿司である。
この店でも愚痴ると、あの店は評判が悪いんです、とここでも聞かされた。
タクシーの運転手は店と馴染みが大きいと思っている。当然に、贔屓で話すこともあろう。
しかし、このタクシーが言うことは結果論、納得がいった。その寿司店に着くまでに、
駅前の某商店街の寿司店も聞いてみた。翌日、行くつもりであった。やめとけ、と言う。
商店街に2店、寿司店があるが地元民が行かない。そういう店なんだ、と。
旅行雑誌に載っていたし、海鮮丼を食べたかった。タクシー運転手の言葉を鵜呑みにするのも
好ましくないかもしれないが、旅行雑誌も使い回し記事が多い。数年前の閉店も載せてあった。
熱海の商店街でいただいた海鮮丼は、美味しかったが値段に驚いた。観光客ばかりである。
思えば海鮮丼なんて、昔からあったメニューなんだろうか。
白米や酢飯をよそい、魚や貝の刺身などを載せる。いくらなどの魚卵が載る場合もある。
握り寿司より手間が少なく、当然にして握り寿司より価格を抑えて供給される。
ばら寿司の上にネタが載る、ちらし寿司よりも人気のあることもあるようだ。
価格が同じだと私なら、飯が白いこちらを選ぶような気がする。
この海鮮丼、港町に近いところで販売されているのは筋が通り、納得が行く。
たまに山間の食事処でメニューに載っているのを見ると、痛々しい気持ちになってしまう。
地産地消とまでは言わないまでも、そこまでしなきゃいけないのだろうか、と。
でも考えてみると山間の温泉旅館では必ず、食事に刺身が付く。客が求めるからだろう。
観光客の私は望まなくても、地域の住民は海産物を口にしたい。需要があるから供給する。
たいていの海鮮丼はサーモンが付いている。サーモンは美味しい。しかし、近くで獲れる物では
なかったりする。それでも客が望めば商品化されるのだ。分かっていながら、やはり食べたい。
魚を捌ける私は、数を望まなければ安価に自分で作れるはず。ああ、それなのにそれなのに。
← 【人気ブログランキング】いつも応援をありがとうございます m(_ _)m
あとがき
首長「特産品を全国に告知すべきだ。どんどん宣伝しよう。」
魚商「美味い魚も、食ってしまえばそれまでなのに。」
陶匠「形があるものはいずれ、壊れる。魚に腐敗があるからこそ美味しいのだ。」
老婆「歳をとるのは当たり前ぢゃ。これでも昔は男共が列を成し、言い寄って…。」
最後までお読みいただき、ありがとうございました



最近昼海鮮関係どんぶり食べてるのでビックリしました
海鮮丼、確かに不思議なメニューですね。
でも、肩肘張らずに食べられる気安さがあります。
値段は肩肘が張る場合も?
人間の場合、腐敗の前に加齢臭が立ちます。
加齢臭は熟してきた証拠なのかしら。